モモの経済学
正確にはエンデ、ゲゼル、シュタイナーの経済学とは違うモデルです。
もう一度貨幣を実際になされた仕事や物の実態に対応する価値として位置づけるべき。
by ミヒャエル・エンデ
by ミヒャエル・エンデ
【注】
愛 ≒ 愛情 − 情
好き嫌いではなく宗教上のモノとも違い?、どちらかというとサイコパス的?。
万人による闘いモデルから (シフト)
サイコパス的愛の説明
自然界: 「海よ〜俺の海よ〜 大きなその愛よ〜」の愛。必ずしも人間に優しいというわけではない。時にもたらされる恵みにその厳しさが関与していることもある。
人間界: 99人の犠牲と100人の犠牲のいずれかを選択肢ないといけない場合、その判断に感情が入らず合理的なこと。もしも1人も犠牲にしたくなければ、物事を長い目で捉え、不測の事態を招かない備えをする、ということ。
経営の立場からの外部環境分析シート
政治・社会の動向 |
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・何があっても安心・安全な暮らしが期待できる期待値は? ・全ての人に平等な機会が与えられているかの実感度は? (SDGs的には) すべての人に健康と福祉を(経済力にも依る?) 質の高い教育をみんなに(経済力にも依る?) ジェンダー平等を実現しよう エネルギーをみんなに、そしてクリーンに(コスト重視?) 人や国の不平等をなくそう(ヤングケアラー) 平和と公正をすべての人に(情報などの格差、競争?) |
経済・景気の動向 |
・お金が滞りなく流通している実感度は? ・経世済民の実現度は? ・物価インフレ、賃金デフフレ (SDGs的には) 貧困をなくそう(子供食堂、路上生活者は自己責任?) 飢餓をゼロに(食品ロスは多い、食糧自給率は低い) (エンデのモモから) ・効率が一番、時は金なりですよ。 |
科学・技術の動向 |
・AIなどの先端技術は誰にとって都合が良いことが優先して開発されるのか? (SDGs的には) 産業と技術革新の基盤をつくろう(地域の財産になるか) (エンデのモモから) ・後ろ向きに歩く(という視点) |
地域経済の動向 |
・公共の需要などは一旦中央で受注されて、一部地方に下りてくるものもある (SDGs的には) 安全な水とトイレを世界中に(水源は安全より商品化) 働きがいも、経済成長も(ブラック企業) 住み続けられるまちづくりを(シャッター街) 海の豊かさを守ろう(環境より貴重と思うもの) 陸の豊かさも守ろう(環境より貴重と思うもの) (エンデのモモから) ・身近な人と会話したり、映画を見たり、花を贈るのもムダ ・友達なんか要らないだろう。愛なんて必要ない |
業界・同業他社の動向 |
・神の見えざる手に任せている ・競争に敗れることは経営努力が足りない、と判断される? (SDGs的には) つくる責任、つかう責任(4R率、コスト重視?) 気候変動に具体的に対策を(コスト重視?) |
顧客の動向 |
・何に価値や豊かさを感じるのか多様化 ・豊かと感じる人の割合は? ・大切な人との時間と労働にかける時間のバランスは? ・「モモ」の発行数が増えてきている、ということは? (SDGs的には) パートナーシップで目標を達成しよう(仲間造りできる環境、自分も含めた人の価値) (エンデのモモから) ・モモもいる ・灰色の紳士たちもいる |
エンデの遺言
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~根源からお金を問う~
0:00 エンデの紹介〜提言
4:10 お金の機能と矛盾
11:30 歴史的実験 - 老化するお金etc
(16:40 世界恐慌を克服した町)
24:10 モモの裏側にある問題提起
(26:20 イサカアワー:アメリカ政府から合法と認められた支え合いのお金)
(40:45 デーマーク:通帳記入式の交換リング。借金=無利子&コミュニティに返す)
(48:30 ヴィア銀行:カード決済方式の交換リング。当時でスイス企業の17%が利用&フランと併用)
55:15 未来のお金のシステムを考える国際会議。競争の通貨とは別の通貨も必要
58:15 エンデからのメッセージ
~地域通貨の“希望”・銀行の未来~
オリラジ中田氏による「モモ」の解説
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~【モモ①】時間貯蓄銀行と不思議な力を持つ少女(Momo)~
~【モモ②】時間に追われる現代人こそ読むべき児童文学(Momo)~
経営の立場からではの理念1
産業と自然に対して、価値を再評価しているつもり。
本当は、人についても再評価できる表現も入れられたら良かったのに、力不足。
経営理念 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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「愛援のマーケット」を創造します。 <人と自然が作り出す産物>が持つ価値を再認識し、 安心・安全な食べ物を消費者に提供することにより、 長期的な視点で自然を守り、生産者を応援する。 課題 ・上記、「価値を再認識」が具体的に何なのか分かるようにする。 |
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1.なんのために経営をしているのか | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
・一見、不便とか非効率と思われることに対しても、隠れた価値を見つけ出します。 → 本来持っている価値が発揮されている状態で関われるヒト・モノ・コトが増えます。(全てが競争相手であればライバルを増やすだけですが、協調社会であれば仲間になれます。) (具体的に) 暮らしてゆくために食は大切です。その食材を提供してくれる農家を元気にすることは、私達の生活を安定させることにつながります。安い農産物を輸入したからといって、生活を安定させるとは限りません(コロナとか、なぜ安いかの理由とか)。 ただし、現状は問題あり。 以下、あぐりナビより 進む農業の高齢化と後継者不足 ・2009年の農家の平均年齢は68.5歳【2015年の中小企業経営者のピーク年齢は66歳】 (2009年の農業人口は289万人で当時世界5位) (平成27年の日本の農業総産出額は8兆7979億円で当時世界10位以内) ・後継者不足(2009年の35歳未満の農業人口は5%)で、農作業中の事故も増加傾向【2015年の60歳以上の中小企業経営者において48.7%が後継者不在】 後継者不足は農業を始める敷居の高さが原因 ・米農家に従事して、初年度の売上は平均で230万円。 コストの平均が690万円程 田舎へ移る若者世代も 「お金が儲かる農業」のノウハウを、農業以外から会得している。 ・高等教育や会社勤めで情報処理やマーケティングを学んでいる。 ・都会のスーパーマーケットで、高くても質のいい野菜が沢山売れるのを知っている。 ・インターネットで広く世界に情報発信をすることの大切さを実感している。 ★丁寧な農作業は、その過程を消費者に知ってもらってこそ生きる。 ホームページを作り、話題を提供してマスコミに取り上げてもらったり、都会で試食会を開催したり、大手の外食チェーンやスーパーマーケットと取引している農家も増えてきています。 現実問題 ・ずっと農業をしてきたわけではない若者は、壁にぶつかって、農業から手を引いてしまうケースも多く存在する。 対策・希望 ・受け入れ側は、細やかな心配りをすること。都会で人間関係に心をすり減らし、食の安全や農業に目覚めた若者の心を確実につかむこと。 ・農家の後継ぎ募集は行政がバックアップしています。 |
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2.創業時(継承時)の精神は何か、決意・思いは何か | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
・経済は愛でまわす。 ・もう一度貨幣を実際になされた仕事や物の実態に対応する価値として位置づけるべき。by ミヒャエル・エンデ(1999年) |
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3.自社の固有の役割は何か | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
・見落としている価値の発見 ・人と人、人と自然をつなぐ。 農業×福祉『農福連携』 (具体的に) ・生産者のネットワーク ・流通のネットワーク ・消費者のネットワーク を安心できるネットワークに。
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4.大切にしている価値観、人生観 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
・安心・安全な暮らし ・助け合える仲間 ・自由な発想 ・自立した暮らし ・希望が持てる暮らし |
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5.取引先、顧客に対する基本姿勢 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
・応援し合える仲間 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
6.社員に対する基本姿勢 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
・信頼できる仲間 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
7.地域社会や環境に対する基本姿勢 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(地域) ・信頼を築きあげて認められる (環境) ・長い目で守ることで、末永く守ってもらえる暮らしの基盤 |
成長する経済
もし世界に2人だけがいて、経済成長し続けなければならないとしたら、
(説明図)
・環境に負担してもらう(資産を取り崩す)。
・お金の価値を下げる(名目のみの成長)。
または
○○○の破産。
のいずれか、もしくはこれらの組み合わせになるほかない?ように見えます。
もしかしたら他にもあるかも。
本命だったりして
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■ねずさんの学ぼう日本
豈無國歟(あにくになけむや)のもつ意味と凄み 諸命以と豈国無歟にみる古事記と日本書紀の違いについて
■エンデの遺言―根源からお金を問うこと
■シュタイナー経済学―貧富を生まない経済学